相伝学舎(そうでんがくしゃ)は清須市と名古屋市桜山にある、個別指導の大学受験専門塾です。

ドラゴン桜、ビリギャルは可能か?

1年で東大を目指すドラゴン桜や、慶應を目指すビリギャルは実際に可能でしょうか?

 

結論から言うと、1年で東大は厳しいものの、1年で慶應はありえなくはないでしょう。しかし、現実的に目の前に高校3年生が来て「4月からの勉強で慶應いけますか?」と聞かれたら「無理でしょう」と答えます。高3から受験勉強を開始して、早慶に合格した人を実際にこの目で見たことが無いからです。もちろんビリギャルのように1年で逆転劇をつくる生徒は

毎年一定数居るはずで可能性はゼロではありませんが、もしこれを読んでくれているあなたが高1や高2であればわざわざリスクの高いことをせずに、受験勉強を早めに始めるべきです。

 

現実的なラインはどこか?

 

では、現実的にはどんな条件であれば早慶レベルを目指して「頑張ろうか」となるかというと、まず生徒の状況として

 

・高校2年の4月

・中学まで英数はまあまあ出来た(高校入試で8割とれた)

 

が必要です。じゃあ「高校のテストもまあまあ点数がとれる高2の冬」だったらどうかというと難しいです。受験勉強は、高1の分野から正しいやり方で上塗りするように行う必要があるからです。中途半端に頭がいい高2の冬なら、ダメダメな高2の春のほうが良いです。

 

その上で、勉強の条件として

 

・毎日決まった量の勉強を続ける

・学校の授業中は内職する

・放課後、帰宅後も勉強する

・言われたことを疑わずにやる

 

を続けることです。とくに最後の「疑わずにやる」というのは大切で、学力が上がる生徒というのは往々にして素直です。言われたことを純粋無垢にやります。社会に出ると、他人の言ってることはまず疑う必要があるんですが、勉強においては疑ったら終わりで、アドバイス通りにやらない生徒はだいたい学力が上がりません。「あんたのアドバイスが悪いんじゃねーの」という意見もあるかもしれません。確かに、完璧なアドバイスは難しいんですが、だとしても自分流で勉強を組み立てるよりは勉強が出来る人のアドバイス通りにやるほうが結果が出ます。

 

打算的に文系に進め

 

さて、これらの条件を満たした上で、2年間という制約条件の中で仕上げられる科目数は2科目か多くて3科目程度でしょう。地方国立であればまんべんなく偏差値50くらいまで上げて受験すれば良いですが、地方に行ってしまうと就職で困りますので、あまりおすすめしません。愛知県では名門私立大学が無いせいか、国立大学はどこでもすごいみたいな雰囲気で、実際に相伝学舎周辺の五条高校や西春高校など優秀な高校生はみな地方国立に受験しておそらく学年の1/3程度はそのまま進学していると思いますが、仕事も情報も面白い人も少ない地方にあえていく必要があるでしょうか。

 

さて、3科目となると早慶の理系学部は英数物化のように理科が2つ必要ですから、間に合いません。早慶で理科が1科目だけで良いのは早稲田の教育学部の理科系だけです。

 

学歴のために文系というのは短絡的に見えるかもしれませんが、入学してしまえば理学部も工学部も、経済学部も文学部も大して変わりません。よっぽど「STAP細胞があることを証明したいんです!」くらいの決意があれば話は別ですが、高校生のうちにそのような興味が見つかるほうが珍しいですから、打算的に進路を選びましょう。人間というのは自分の置かれた現状に対して肯定的に解釈する傾向がありますので、心配はいりません。

 

狙うべき大学・学部は英国+数の早稲田政経や慶應経済

 

これは私の経験が大きいのですが、英語と国語に加えて勉強すべきなのはずばり、数学です。文系なのに数学です。大きく分けて2つの理由があります。まず第1に、文系の生徒は数学が苦手で歴史に走ります。つまり、文系受験生全体にたいして歴史受験生の数が増えます。そりゃそうです。周りに文系の数学受験者を見たことあります?って話です。

 

ただし、文系で数学を選択するのは塾や予備校で教わる環境のある人以外はやめておいたほうが良いかもしれません。数学には勉強のコツがあり、それは参考書を読んだだけではなかなか読み取りづらいものです。独学だと、伸び悩むかもしれません。

 

さて、第2に、数学というのは論理的に頭を使う訓練になります。ぱっと問題を見たときに「どう解答すべきか?」と一瞬考えるイメージ力が、社会人になって仕事をするときに「どう解決すべきか?」と目の前の課題を考える力に直結します。

 

ということで、英国+数で受験可能な、早稲田の政経、商、社学、慶應なら経済、商が狙い所です。高2の4月でこの辺を目指すなら、覚悟があれば可能性はあります。

 

しかし!

 

やっぱり、一番いいのは高1から始めることです。なぜか?高1からものすごく受験勉強を頑張って、やれ東大東工大、やれ京大一橋と目標をたて3年間やってきた生徒でさえ、早慶に受かるとは限らないのです。というか結構落ちます。

 

東大は?  -無理

 

さて、じゃあ2年で東大は行けるのか?となると愛知県なら滝とか東海、南山女子の生徒ならありえるんでしょうけど、普通の公立高校からはほとんど可能性が無いでしょう。2年間数学だけ勉強して、東大文系数学の大問4つのうち1つの部分点が取れるくらいではないでしょうか?相性が良ければひょっとしたら1問完答出来るかもしれません。東大受験生は私立で6年勉強し、その上さらに予備校や塾に通っています。

MARCHと早慶の間に壁がありますが、早慶と東大の間にもまた、大きい壁があります。東大や京大を目指すなら、高1の4月や中学生のうちからこつこつとやっていかなければ、間に合いません。

 

ちなみに

 

ドラゴン桜では1年の勉強で合格していますが、あれと同じ環境を作ろうとしたらざっと1100万円は必要です。

 

  • アドバイザー 桜木

 現職弁護士を月3時間で5万円契約(相場どおり)

  • 数学 柳

 伝説の私塾経営者なので毎月200万円は稼いでいたはず。時給2万円×4時間で日当8万円をなんとか交渉して5万円にしてもらって毎月20万円

  • 国語、英語、理科

 も同等の相場として20万円×3科目=60万円

 

で、毎月85万円。税込み91.8万円×12ヶ月=1101万円。

水野と矢島はこれだけの価値がある授業を、私立高校の年間の学費だけで受講出来たわけですから、超ラッキーでした。

 

一方、中高一貫私立に6年通ったら毎年学費等130万円×6年=780万円、それに加え鉄緑会などの予備校に3年間通ったとして学費を4.5万円/月と想定して4.5万×12ヶ月×3年=162万円、そもそも中学受験するのに2年通塾でざっと4万円×24ヶ月=96万円で全部合計すればこちらも1038万円ですから、1年で払うか6年かけて払うかのどちらかです。結局、東大に行くには時間+金がそこそこかかります。